最新動向/市場予測

悲喜こもごも:新興国経済の見通し/米中貿易の実態:増加する貿易額と強まる分断

リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.91(2023年2月)

リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。

リスクの概観(トレンド&トピックス)

悲喜こもごも:新興国経済の見通し

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎 

中国がゼロコロナ政策解除や不動産市場支援など経済回復政策に舵を切ったことで、近隣のアジア諸国経済への好影響を期待したいところである。ただ、中国の経済回復期待がただちにアジア各国の景気を押し上げるという明確な道筋が現状みえているとは言いにくい。アジア各国は、それぞれ固有の経済条件を有しており、また中国以外のグローバルな経済環境の影響を受けるからである。ここでは、半導体市場、商品市場、そして通貨の観点からアジア諸国の経済を見通してみたい。

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マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)

米中貿易の実態:増加する貿易額と強まる分断

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネジャー
市川 雄介

米中を中心とする経済的な分断が懸念されて久しい。米国の事実上の禁輸リスト(エンティティー・リスト)に追加される中国企業は増加の一途を辿っているほか、昨秋には米国が中国に対して広範な半導体輸出規制の実施を表明した。直近でも、中国の大手通信機器メーカーに対する禁輸措置を全面的に広げることが米国で検討されている模様だ。

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グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。

 

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