最新動向/市場予測

FRBよりもLEI:米国リセッション見通し/高まる国内金融政策の不確実性:インフレ上振れの影響試算

リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.95(2023年6月)

リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。

リスクの概観(トレンド&トピックス)

FRBよりもLEI:米国リセッション見通し

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎 

米国が今年の後半に短期の浅いリセッションに陥るとの見通しを当方では維持している。確かに、非農業部門雇用者数は増加しており、実質ベースの個人消費も4月までまず堅調、鉱工業生産指数も上昇基調が続いている。雇用/消費/生産の実績指数をみる限りはまだ経済のリセッション入りを示唆するものはない。しかしながら、景気に先行する指標は、FRBの利上げによる金利上昇の影響が年後半に遅行的に米景気を押し下げるという見方を支持する動きとなっている。

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マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)

高まる国内金融政策の不確実性:インフレ上振れの影響試算

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネジャー
市川 雄介

2023年の春闘賃上げ率は3%台後半(連合の第6回集計)と、30年ぶりの高水準に達している。早々に大幅な賃上げを表明していた大企業とは対照的に、中小企業の賃上げ余地は限られるとの悲観的な見方もあったが、蓋を開けてみれば中小企業も同様の高い伸びとなった。

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講演情報・寄稿情報等

2023年6月時点の講演・寄稿・執筆情報はありません。

リスクインテリジェンス メールマガジン

グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。

 

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