サービス
不正対応研修サービス
デロイト トーマツ グループは、フォレンジック・不正に関する各種研修を実施しています。随時開催しておりますセミナーに加え、各企業様に対しても個別に研修を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
研修は非常に重要なコミュニケーションツール
不正を予防するためには、研修は非常に重要なコミュニケーションツールです。しかしながら不正を予防するための唯一絶対的な研修手法は存在しません。不正のコントロールにおける社会的責任を企業の役職員に対して気づかせ、また外部に対して企業としての不正に対する姿勢を発信することは重要です。
研修対象者の決定
- 部門、職位に応じたリスクベースの研修を実施する
- 対象従業員を網羅する
- 得意先など共謀リスクを考慮して研修の範囲に含めるか否かを検討する
研修の設計
まずは、事例を収集し要因分析を行う。具体的には、他社事例、もしくは犯罪学者ドナルド・クレッシィーが提唱した不正のトライアングル(動機・機会・誠実性の欠如)に当てはめ、自社で想定される不正リスクの要因を分析を実施する。
次に、全従業員が以下の項目に対して、「気づき」を与えるようなトレーニングを設計する。
- リスクマネジメントの重要性
- 企業の目的
- 各人の役割と責任
- 企業におけるリスクとその許容度
- 企業に直面する状況とリスク
研修手法と理解度の測定
目的に応じて、以下のトレーニング手法が考えられる。
- 集合研修
- e-learning
- ブレーンストーミング
- ファシリテーション
- 座学
- OJT
また、トレーニングの理解度を測定するために、クイズ形式や研修確認書の提出など、トレーニング終了後に理解度チェックを実施する設計を行う。
フォレンジック・不正に関する研修実績について
デロイト トーマツ グループは、フォレンジック・不正に関する各種研修を実施しています。随時開催していますセミナーに加え、各企業様に対しても個別に研修を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。以下に最近実施しました研修の一覧を参考として記載します。
研修実績
- 不正調査の実践
- 不正調査に必要なデジタルフォレンジック手法
- 不正調査に必要なインタビューテクニック
- クロスボーダー不正調査の留意点
- 不正とは
- 不正リスクマネジメントと不正調査の手法
- 不正発生のメカニズムと不正への対応
- 中国不正リスク対応研修
- 不正対応監査と防止対策
- 子会社管理と不正対応監査
- サプライチェーン不正と対応
- 海外腐敗行為防止法(Foreign Corrupt Practices Act)が日本企業に及ぼす影響について
- 汚職行為対策セミナー
- FCPAと不正競争防止法
- 汚職防止コンプライアンスのための効果的な対策について
- 情報セキュリティーマネジメント
- 知的財産マネジメント
- ライセンス契約とロイヤルティ調査
- ソフトウェアアセットマネジメント(ソフトウェア資産管理)
- 法務部門の重要性
- ディスカバリ制度への対応
- 係争・訴訟における損害額算定
- 金融機関におけるAML対策の方向性
- フォレンジックを成功に導くテクニック
- M&Aにおけるフォレンジックデューデリジェンスの実践
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調査レポート
企業の不正リスク調査白書 -Japan Fraud Survey 2018-2020
上場企業3,653社を対象に「社内外コミュニケーションや不正の実態」、「不正への取り組み」という2つの側面からアンケート調査を行い、303社から得た回答より結果を分析。また調査結果に言及した有識者のインタビューや、不正リスク対策分野に詳しい第一人者による対談を収録しています。
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基礎からのフォレンジック講座
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