減速傾向が強まる欧州経済:景気低迷が続く可能性をどう見るか/先行指標においつく景気減速:米国経済動向 他 ブックマークが追加されました
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減速傾向が強まる欧州経済:景気低迷が続く可能性をどう見るか/先行指標においつく景気減速:米国経済動向 他
リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.111(2024年10月)
リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社 リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。
目次
- 減速傾向が強まる欧州経済:景気低迷が続く可能性をどう見るか
- 先行指標においつく景気減速:米国経済動向
- トランプ再選とハリス当選:米国の金融規制政策の行方
- リスクインテリジェンスメールマガジン
- リスク管理戦略センターへのお問い合わせ
リスクの概観(トレンド&トピックス)
減速傾向が強まる欧州経済:景気低迷が続く可能性をどう見るか
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
廣島 鉄也
欧州の景気が冴えない。本来、欧州経済のけん引役であるはずのドイツ経済は、主力の製造業の不振が長期化し、先行きに対する不安感が消費面にも影響を及ぼす姿となっている。また、コロナ禍からの経済再開の過程で、観光などサービス業の回復から欧州経済全体の下支え役となってきた南欧諸国でも、徐々に息切れ感で出てきたほか、フランスでパリ2024オリンピック特需がはく落したこともあって、弱めの動きが見え始めている。
マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)
先行指標においつく景気減速:米国経済動向
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎
当方では従前より米国経済が近々減速局面に入ることを予想しているが、これがなかなか本格化しない状況が続いている。短期的には、2024年に入り雇用者数の伸びがやや鈍化するととともにインフレ率も低下基調にあるものの、4-6月期までのGDP成長率や直近の雇用統計などの実績指標を見る限り、景気の大幅減速を示すような悪化は見られない。
金融規制の動向(トレンド&トピックス)
トランプ再選とハリス当選:米国の金融規制政策の行方
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
ファイナンシャルサービシーズ
楠田 祥也
2024年11月の米国大統領選挙の行方に注目が集まっている。仮にトランプ氏が再選した場合には、米国の金融規制政策の方針が大きく変更される可能性がある。米国では、2008年の金融危機以降、政権が交代するごとに金融規制強化と緩和が繰り返されてきた。オバマ政権では、金融危機の教訓を踏まえたドッド=フランク法が成立するなど、包括的な金融制度改革が実施された。しかし、その後のトランプ政権は経済成長の促進を重視し、同法の一部改正をはじめとした規制緩和を推進した。現在のバイデン政権では、2023年春に発生した一連の銀行破綻を受けて、再び金融規制を強化する動きが進んでいる。本稿では、トランプ前政権で実施された主な金融規制政策を振り返った上で、同氏が再選した場合の今後の規制緩和の可能性を検討する。
リスクインテリジェンス メールマガジン
グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員であるデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社 リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。
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