最新動向/市場予測

日銀金融政策と賃金動向:日本の金利上昇への備え/実は割高感に乏しい商業用不動産(CRE)価格

リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.94(2023年5月)

リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。

リスクの概観(トレンド&トピックス)

日銀金融政策と賃金動向:日本の金利上昇への備え

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎 

当方では、日本銀行は量的・質的金融緩和政策を今後1年程度は継続するとみている。4月27-28日の金融政策決定会合後に公表された「当面の金融政策運営について」、および5月19日の植田総裁講演は、新総裁の下での金融政策運営の方針が簡潔にまとめられている。4月「当面の金融政策運営について」では日銀が「粘り強く金融緩和を継続していくこと」と長短金利操作付き量的・質的緩和を継続することが表明された。

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マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)

実は割高感に乏しい商業用不動産(CRE)価格

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネジャー
市川 雄介

先月の本コラムでは各国の住宅価格が割高な状態にあることを分析したが、金融市場や金融当局の間では、オフィスや商業施設、物流施設等を含む商業用不動産(CRE)に対する懸念が高まっている。

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講演情報・寄稿情報等

【外部講演】

<開催報告>

株式会社セミナーインフォ主催「金融機関における非財務リスク管理の高度化と開示のポイント」(5月17日:オンライン)

株式会社セミナーインフォが開催するセミナー「金融機関における非財務リスク管理の高度化と開示のポイント」にて、有限責任監査法人トーマツ リスク戦略センター マネージングディレクター 勝藤史郎が、非財務リスク各分野の現状と管理手法を概観するとともに、金融機関が当局やステークホルダーの期待に応えて実施すべきアクションを解説しました。

講演概要・リバイバル配信はこちら(外部サイト)

リスクインテリジェンス メールマガジン

グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。

 

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