左:K/マネジャー
中央:H/シニアコンサルタント
右:山本 奈々/執行役員・DTC Diversity, Equity & Inclusion (DEI) Lead
※役職・内容はインタビュー当時のものになります
育児と仕事の両立
Flexible Working Program (FWP)
適用メンバーインタビュー
適用メンバーインタビュー
本記事では、FWPを適用して育児と仕事を両立しているメンバーをご紹介します。
FWPとは、適用者の事情・状況に応じて勤務時間や就業条件などを個別に設定することができる制度であり、育児・介護・不妊治療をはじめ、大学院との両立など、事由を問わず*利用できます。また、大きく分けてType-H(勤務時間は変えずに就業条件を調整する働き方設計プラン)とType-B(勤務時間・日数を調整するプラン)の2種類があり、詳細は適用者自身で設定可能*です。
*一部制約があります
山本:本日はよろしくお願いします!FWPについてお話を伺っていく前に、現在の業務内容を教えていただけますか?
K:よろしくお願いします!私は主に人事機能の効率化・高度化をテーマとしたご支援を専門としており、直近はクライアントのDX推進を後押しするための人材育成プラットフォームの開発・提供を担当しています。
H:よろしくお願いします!現在私は、某メガバンク様向けにシステム全体の品質向上支援を担当させて頂いております。既存システムの品質チェックや、新規・更改システムの要件定義・設計・開発プロセスといった、システムライフサイクル全体に対する課題解決に向けて構想策定や計画立案・実行まで幅広くご支援を実施しています。
――FWP取得について
山本:それぞれ人事系・システム系のプロジェクトに従事されているお二人ですが、お二人とも育児と仕事の両立のためにFWP制度を適用しているということで、取得中のプランとそのプランを選んだ理由を教えてください。
K:私は現在FWPのType-Bを取得していて、9:00-17:00勤務(残業なし)のプランを選択しています。子の誕生をきっかけにFWPを取得しはじめ、最初はType-Hの勤務時間そのまま(残業もあり)で目標値のみを軽減するプランにしていました。しかし、育児と仕事を無理なく長期的に両立することを考えた結果、途中から現在のプランに切り替えました。このプランにしたことによって、子どもの園送迎の時間を確保することができているので助かっています。
H:私もKさんと同じく途中でプランを切り替えました。産育休からの復職と同時にFWPを取得しはじめたのですが、当時は育児と仕事を両立できるのか不安だったためType-Bの中でも最も勤務時間が短い週4日・20時間勤務のプランにしていました。しかし、ある程度経つと生活のリズムも掴めてきて、「もっとメリハリを付けて頑張りたい」「クライアントにもっと寄り添いたい」と思い、プランを変更しました。現在はType-Hを取得していて、通常通りの勤務時間(残業あり)で金曜午後のみを不在時間に設定しています。
山本:Kさんが「無理なく長期的に両立」とおっしゃいましたが、その考えは本当に大事ですよね。また、Hさんが「クライアントにもっと寄り添いたい」とおっしゃっていましたが、私もコンサルタントの仕事の面白みはやはりクライアントに寄り添うところだと思います。とはいえ家庭の状況によっては、仕事をもっと頑張りたい気持ちと時間の確保のバランスが難しく、悩みますよね。
私も小さい子どもが二人おり、昔は時間を100%仕事に費やすことが当たり前でしたが、今はきちんと子どもに向き合う時間も欲しいと思いますし、今後も子どもの成長に応じて家庭のために今よりもっと時間を確保したくなるタイミングもあるだろうな、と感じています。お二人のようにFWPのプランを切り替えて利用していくことで、時々のライフステージや考えにあった働き方を実現できているのは本当に素晴らしいことだと思います。
H:私もまだまだ悩みながらですが、頑張って両立していきたいと思っています!
――現在の働き方について
山本:FWPの仕組みは、ライフステージや多様な価値観に応じてそれぞれが望む働き方が実現できるように、という思想に基づき設計されていますが、一方で制度はあくまで制度であり、きちんと運用されていなければ意味のないものだとも思っています。そこで率直にお聞きしてしまいますが、現在ご自身が設定した勤務条件通りに働けていますか?
H:はい、働けています。私は周囲のメンバーに自身の勤務形態を説明しており、きちんと理解してもらえています。不在となる時間帯については、クライアントに迷惑が掛からないよう事前に内部でわかりやすく状況や情報を共有しておくことで他の人が代わりに対応してくれたり、私が自分で後から対応したい場合は一次対応だけをしてくれたりと柔軟なフォローを頂けてとても助けられています。FWPを適用していること自体に嫌な顔をされることはなく、本当にありがたく感じています。また、フォローしてくれるメンバーに負荷が偏ったりしないように、私の方からも積極的に他メンバーをフォローするように意識して動いています。
K:私も条件通りに働けています。私の場合はプロジェクト配属面談時点でFWPの条件を含めて確認しており、上長とも気軽に相談できる関係性があるので安心して働いています。私がDTCに入社した当時(10年以上前)は、お子さんがいても関係なく夜中まで働いている人が多かったのですが、ここ数年で会社の雰囲気がかなり変わり、相互理解が深まり、相談がしやすくなったように感じています。
山本:執行役員の立場として、「会社の雰囲気が良くなった」と言ってもらえるのは本当にありがたいです。ライフステージや個人の考え次第で悩みは千差万別なので、制度が整っているだけでなく、相談できる環境があるのは本当に大切ですよね。
H:相談といえば、社内にDEIの相談窓口があるのも本当にありがたいです。FWPの申請内容や働き方についても一緒に考えてくださってとても助かりました。状況が変わった時や、キャリアプランを検討する際にも親身になって相談に乗ってくださるので、安心して働けています。
――読者/候補者の皆さんへのメッセージ
山本:最後に、この記事を読んでいる候補者の方々に対してメッセージをいただけますか?
K:DTCはDEIに本気で取り組んでいる会社だと思います。きちんとパフォーマンスを発揮していれば、柔軟に働けるので安心して下さい。
H:DTCは家庭と仕事どちらも諦めたくない人のことをきちんと考えてくれている会社だと思います。もちろん「コンサルタントとしてクライアントに価値貢献したい」という想いを持っていることが前提ですが、その想いさえあれば、制度を利用・相談しつつ、家庭と仕事を両立させて貢献価値を最大化していくことができる環境があります。そうした想いを持つ人に是非入ってきてほしいです!