不確実性と機会:新型コロナ、気候変動のリスクのとらえ方/中国不動産関連リスクの拡大:長期化すればテーパリングにも影響する可能性 他 ブックマークが追加されました
最新動向/市場予測
不確実性と機会:新型コロナ、気候変動のリスクのとらえ方/中国不動産関連リスクの拡大:長期化すればテーパリングにも影響する可能性 他
リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.74(2021年9月)
リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。
目次
- 不確実性と機会:新型コロナ、気候変動のリスクのとらえ方
- 中国不動産関連リスクの拡大:長期化すればテーパリングにも影響する可能性
- 欧州タクソノミー~トランジッションへの配慮と生物多様性など、気候変動以外のテーマへの取り組みも
- 講演情報
- リスクインテリジェンスメールマガジン
マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)
中国不動産関連リスクの拡大:長期化すればテーパリングにも影響する可能性
有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネジャー
市川 雄介
目下、中国の不動産大手企業(E社)の行方が世界的な注目を集めている。報道等によれば、中国当局が不動産市場や企業に対する規制を強める中、急激な事業拡大により膨れ上がった負債が経営を大きく圧迫するようになり、昨年来E社に対する懸念が高まっていたとされる。E社物件の平均販売価格の下落に歯止めがかかっていないことからも、資金繰りの確保が優先されている状況がうかがわれるが(図表1)、多額の債務償還が迫る中、足許ではさらに危機が深まる状況となっている。
金融規制の動向(トレンド&トピックス)
欧州タクソノミー~トランジッションへの配慮と生物多様性など、気候変動以外のテーマへの取り組みも
有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
シニアマネジャー
対木 さおり
欧州では2022年から徐々に実際の金融機関や事業体への規制要件へ、EUタクソノミーの取り込みが開始されることもあり、タクソノミーをめぐる議論が拡大・深化している。欧州委員会の下で設定されたサステナブル・ファイナンス・プラットフォーム(Platform on Sustainable Finance)は、2021年7月に、(1)環境目的に関連するタクソノミー拡張オプションに関する報告書(案)を公表し、その後8月には、EUタクソノミーの技術的スクリーニング基準に関する予備的推奨措置の報告書(案)が公表された。
講演情報
【外部講演】
【登壇報告】リスク・ジャパン2021(9月13日・14日、オンライン)
Risk.net社が主催するRisk Japanカンファレンスにて、有限責任監査法人トーマツ リスク戦略センター マネージングディレクター 勝藤史郎がパネルディスカッション「COVID-19とその後のリスク管理:現在の立ち位置と今後の方向性」に登壇しました。
リスクインテリジェンス メールマガジン
グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。
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