デジタルガバナンスの事例紹介
製造業系③
クライアント
自動車メーカー
サービス
新規事業計画EPMプラットフォームの構築
背景
事業推進部ではExcelで「事業計画」を、製造管理部門では「収益管理」をそれぞれに作成しており、同じ要素(属性)の入力値であっても個々に取得していた。また、事業計画と収益計画それぞれに、計算軸は異なるものの本質的に同じP/LやCFを作成していた。
当クライアントでは、当該事業を1つの独立事業体として捉え、他専業会社との比較が求められることとなり、事業管理の厳格化から統一した事業P/L、B/Sおよびフリーキャッシュフロー計算の作成ならびに可視化をEPMプラットフォーム上で実現する運びとなった。
支援内容
EPMプラットフォームの構築により、新規事業計画に与える効果として以下を実現
- 既存事業との比較が可能(データ取得元一元化による効果)
- 専業他社(コンペティター)との比較が可能(一事業体としての財務三表の作成)
- 将来計画について精度の高いKPIを経営層に提示(適切で素早いな経営意思決定)
- 各計画段階(構想→企画→計画(中期経営計画)→見積)それぞれの見積・補正が素早く行え、各段階比較が可能
アプローチ
- 従前、Excelで各部署個別に管理していた新規事業における計画をEPMプラットフォーム上に構築
A. 一事業体として、専業他社との比較(ベンチマーク)を実現する目的で財務三表(P/L,B/SおよびCF)を実装(Phase1)
B. 続いて経営層へリポートのためのKPI設定と可視化(グラフ等)をダッシュボード上に実装(Phase2)