デジタルガバナンスの事例紹介
サービス系②
クライアント
サービス業
サービス
IT投資ガバナンス態勢の強化
背景
各企業は、最新デジタル技術やデータを活用した新たなビジネス開発、ビジネスモデル変革に向けて、CDOやデジタル推進部門を設置し、新たな領域のIT投資を増やし始めています。
今後のビジネス成長においてデジタル活用が重要な要素となってくる中、また、新たなビジネス開発、そのためのIT投資は必ずしも成功するとは限らない中、経営として適切なIT投資マネジメントが求められます。
当クライアントにおいては、ITがビジネス成長のキードライバーであるが、近年のIT投資が事業価値向上に効果的に寄与できていないのではないかという懸念を抱いており、今後のビジネス環境を見据えた際に、これまで事業会社に任せてきたIT投資について、コーポレートとして何らか統制をかけていく必要性があるのではないかと感じていました。
支援内容
各事業におけるIT投資の実態(Fact)を可視化し、そこから見えてきたことに対する対策立案を支援
アプローチ
①Factの可視化
様々な角度でFactを可視化し、問題点を炙り出し
・事業別・サービス別の売上高IT投資比率の経年変化
・投資決裁対象案件と事後評価の実態 等
②対策立案
各事業のIT投資に対する「入口」(予算策定 / 個別案件審査)、「出口」(事後評価)において、現状のやり方から何を変える必要性があるかを議論し、コーポレートの介入方針、各事業における管理のやり方として変えるべき点を定義
③ルール・プロセス整備
対策を日々の運用に乗せていくための運用ルール・プロセス(各種テンプレート等含む)を整備
④各社展開
コーポレート側、各事業側に対して、IT投資マネジメントのための運用ルール・プロセスを展開