デジタルガバナンスの事例紹介
保険系①
クライアント
日系大手損害保険会社
サービス
グローバル展開を意識したグループIT管理態勢の構築
背景
日本の保険会社にとって、国内市場における少子高齢化等の影響もあり、ビジネスを拡大するための海外展開が急務になっています。そのような背景を受け、昨今、保険会社による海外の保険会社買収が増えています。
しかしながら、保険会社が継続的に成長していくためには、買収先の会社に対する適切なガバナンスが重要になってきます。特に、保険会社のビジネス成功の重要成功要因の1つであるITについても、よりシナジーを発揮するための態勢を整備していく必要があります。
支援内容
- 国内および海外の子会社に対する、最適なITの統制レベルを定義し、方針として定めること
- 上記方針を実現するためのガバナンス体制および管理ツールを整備すること
アプローチ
①当該保険会社としてのコーポレートガバナンス方針を理解
②各拠点や子会社に対する統制の方針を中央集権型か分散(連邦)型かの方針を決定
(国内と海外の観点を意識し、また時間軸での段階的な統制強化も考慮)
③他社事例やベストプラクティスを踏まえ、必要な機能を持ち株会社⇔地域統括⇔現地法人などに配置
④持株会社、地域統括、現地法人含む子会社に必要な役割と責任を定義し、モニタリング・報告するための様式・ツールを整備