“Will”を大切に、お客様の支援を通じて「社会と環境が共生できる社会」を実現したい

有限責任監査法人トーマツリスクアドバイザリー事業本部
GRC／ESG・統合報告アドバイザリー　シニアスタッフ　〈2014年7月入社〉
金融機関出身
ESG統合報告アドバイザリー／異業種からの転職／グローバル連携／働く環境・魅力

Q.ESG統合報告アドバイザリーの仕事内容について教えてください。

A. ESG統合報告アドバイザリーは、ESG・統合報告アドバイザリーチームと、保証チームの２つのチームから構成されています。私が所属するESG・統合報告アドバイザリーチームの仕事は大きく2種類に分けられます。ひとつはお客様のESG、つまり環境（Environment）、社会（Social）、ガバナンス（Governance）に関わる取り組み自体を向上させる支援。もうひとつが、取り組みを世間に適切かつ効果的に伝えるための、お客様の情報開示や外部評価向上の支援です。私がトーマツに入社してからの5年間に、世界ではESG分野に関してさまざまなことがありました。たとえば2015年には国連でSDGs（持続可能な開発目標）が採択される、気候変動問題に関するパリ協定が結ばれるなど、国や企業が社会や環境に対して担う責任が非常に大きくなっています。また、ガバナンスにおいても、上場企業には「コーポレートガバナンス・コード」が適用されています。これまでも企業はESGに関する取り組みを行ってきましたが、近年はそれらの取り組みを国や投資家、消費者、NGO等の様々なステークホルダーがより重視していることもあり、私たちのサポートを必要としてくださるお客様が増えています。

Q.トーマツを選んだ理由を教えてください。

A. 前職は金融機関で企業向け貸付に関する運用の審査などを担当していましたが、東日本大震災を経験して、未来の世代に役に立つような仕事をしたいと思ったのが、そもそものきっかけです。その後、会社を退職して、オーストラリアの大学院でサステナビリティを学びました。帰国後、大学院で学んだことを活かす仕事に就くには、行政機関やNGOで働く、企業でCSRを担当するなど、いろいろな選択肢がありましたが、トーマツが社会から得ている大きな信頼を背景に、多くの企業の支援を通じて社会により大きなインパクトを与えられることから、現在の仕事を選びました。入社当時と比較しても、取り扱う案件数が拡大し、またクライアントの業種も多様化しており、急成長している分野だとやりがいを感じています。更に、チームとしても多様な知識やバックグラウンドを持つ方が合流し、成長していると感じます。

Q.トーマツで働くことの魅力はどんなところですか？

A. ESGに関する法規制や先進的な取り組みはヨーロッパやアメリカから出てくることが多く、グローバルな展開をしているデロイトは、情報のキャッチアップがしやすい環境にあります。またグローバルなファームだからこそ、海外のメンバーファームと連携して案件を進める機会も生まれます。最新の情報をお客様にフィードバックできることは私たちの強みでもありますし、私自身、米国や欧州のデロイトのメンバーと情報交換することや、協力しながら仕事を進めることにやりがいを感じます。同時に監査法人ということもあり、独立性や倫理観を非常に大切にしている点も、お客様の信頼につながっていると感じます。また、女性と男性が分け隔てなく働けるのも魅力です。性別による待遇差や、女性だから大きな仕事を任せてもらえないようなことはまったくありません。一方で、企業内保育園やテレワークの推進、フレキシブルな働き方など、ワークライフバランスを支える制度も充実してきており、トーマツが「皆が働きやすい会社」を目指していると感じます。

Q.今後の目標を教えてください。

A. 昇格した際に研修を受けたのですが、とくに心に残っているのが、「Will」「Can」「Must」に関するお話でした。「Will」は自分がしたいこと、「Can」は自分ができること、「Must」は自分がしなければいけないこと。これら３つが重なると、自分の能力を発揮しつつ、やりがいや使命感を持って働くことができると考えられます。私にとっての「Will」とは、入社時の信念である「社会と環境が共生できる社会を実現する」ことです。どんなに大変なときも「Will」を見失わないように、入社時からの想いを実現できる仕事に携わっていることを心の糧として、お客様の力になれればと思います。

※役職・内容はインタビュー当時のものになります。