枠組みを飛び越えて、これからの金融業界を考えていきたい

有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部
ファイナンシャルサービシーズ シニアマネジャー 〈2011年4月入社〉
大手金融機関出身
リスク管理/働く環境・魅力

Q.ファイナンシャルサービシーズでの仕事内容について教えてください。

A. 金融機関向けにリスク管理関連のアドバイザリー業務に従事しています。
金融機関のリスク管理の実務は、リスク量の計測、計量化といったテクニカルなものから、ガバナンスや組織・体制、内部管理体制、内部監査といった内部統制の側面も整備していくことが重要であり、チームで提供しているアドバイザリーサービスは多岐に渡ります。
また、銀行を対象とした健全性の基準として自己資本規制があり、従来から銀行の内部管理手法を取り入れたものとして進展してきていますが、2017年末には、海外展開する大手銀行を対象にした新たな国際資本規制の枠組み(バーゼルⅢ)の最終化が完了しています。
今後は、本邦金融機関の国内実施の内容が具体化する中で、クライアントの円滑な実施をサポートしていく必要があると考えています。

Q.トーマツを選んだ理由を教えてください。

A. 大手金融機関でリスク管理業務を担当した後、大学院に進学し、その後、監査法人で市場リスク管理、信用リスク管理、オペレーショナルリスク管理及びバーゼル規制のアドバイザリーサービスなどを行っていました。トーマツに入社したのは知人に声をかけていただいたことがいちばんのきっかけですが、当時、トーマツがちょうど金融機関向けのアドバイザリー業務を広げていこうとしている時期で、興味を持ったことも大きいですね。
リスクアドバイザリーはお客様のために何ができるかを考え、それをアウトプットすることでお客様からも周りからも評価される仕事。社内調整や社内政治といったものではなく、仕事の質でしっかりと評価されるので、とてもやりがいがあります。

Q.トーマツで働くことの魅力はどんなところですか?

A. 前職に比べると上下関係があまりなく、組織がフラットで、やりたいことを主張できる自由な雰囲気があるので非常に働きやすい職場だと思います。
また、ベビーシッター制度や病児育児への補助、企業内保育園など、子育て支援制度が充実している点は母親としてとても助かります。私は祖母がバックアップしてくれているので使っていませんが、いざというときに使えるインフラがあるのは安心感があります。
私自身、一時期仕事を辞めようかと考えた時期もありましたが、今は仕事を続けていてよかったと思います。男性、女性に関係なく、社会との接点を持つことは大事ですし、仕事はそのうちのひとつの手段。ですから、仕事は長く続けられる環境があることが重要だと思います。
子育てに専念する時期も人生の1コマとしてとても素敵ですが、私は子どもと接している自分と、社会と接している自分の両方があることでバランスが取れているので、子育ても仕事も両立できるのはとても嬉しいですね。

Q.今後の目標を教えてください。

A. 今、金融業界は異業種の参入が加速しており、情報サービスを始めとする非金融分野のサービスの進展が様々な金融サービスと組み合わさって、フィンテックのようなイノベーションがもたらされ、それらが銀行法の再編など金融機関の規制環境すら変革しようとしています。
そうしたなかで、私たちも新しくお手伝いできることはないかと常に考えていく必要があります。金融機関だからこういうことをやるべきと考えるのではなく、これまでの枠組みを飛び越えて、これからの金融業界ができること、求められることをお客様である金融機関と一緒に考えていきたいですね。
また社内では私はマネジャーという立場なので、スタッフの適性を見極めながら、チームとして成熟度を高めて、お客様をサポートできればと思います。

※役職・内容はインタビュー当時のものになります。

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有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部で働くプロフェッショナルのインタビュー

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