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アジアにおける薬事規制統一に向けた主導権獲得への取り組み

シリーズ “Predictions 2020-2030” 第3回

2020-2030年、ライフサイエンス企業がアジアでより有利に戦いを進めるためには、「グローバル薬事規制」と「グローバル経済連携」の2つのフレームワークによるルール形成戦略を駆使して日本のプレゼンスを確立すべきである。

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アジアにおける薬事規制統一に向けた主導権獲得への取り組み

本シリーズの第1回で述べたとおり、2020-2030年には、経済、人口ともにアジア・アフリカが成長の中心となっていることは明らかだろう。それら地域でより有利に戦いを進めるためには、市場や規制環境の成熟を見守るのではなく、医療の普及段階からの関与を通じた積極的な市場開拓と規制整備における主導権獲得がカギとなる。特に、歴史、立地、人種的に日本との関連が強いアジアにおいては、「グローバル薬事規制」と「グローバル経済連携」の2つのフレームワークによるルール形成戦略を駆使して日本のプレゼンスを確立すべきであろう。
一方、アジア諸国側としても、自国の規制当局のみではグローバルレベルの規制要求に対するその責務を果たすことが困難であることから、アジアでの薬事規制の統一に向けたリーダーシップを望むものと予想される。
本稿では、2030年の日本がアジアでの影響力を発揮するための「アジア薬事規制の統一」に向けたアプローチとして、「グローバル薬事規制構築における影響力の強化」と「グローバル経済連携を通じたアジアにおける影響力の強化」について考察したい。

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