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第2回 一般会計等財務書類の作成手順とは?
5分で理解!公会計の財務書類シリーズ
5分で理解!公会計の財務書類シリーズでは、”公会計の財務書類をどのように作成したらよいのか?"と悩まれる方に作成方法のポイントを説明します。第2回は一般会計等財務書類の作成手順について説明します。
(1)一般会計等財務書類の作成の流れ
統一的な基準では、「財務書類は、公会計に固有の会計処理も含め、総勘定元帳等の会計帳簿から誘導的に作成」することとしています。(財務書類作成要領第22項参照)。
財務書類作成に至る基本手順は、次の図のとおり示されています。
(出所:財務書類作成要領 図6 財務書類の作成手順)
それぞれの帳簿の内容は次のとおりです。
(「財務書類作成要領」第27項~42項・各様式参照)
(2)歳入歳出データによる仕訳帳の作成
財務会計システムから受領した歳入・歳出データ(単式データ)に対し、予算科目単位に、借方・貸方の勘定科目を効率的に付与するため、資金仕訳変換表を作成します。
歳入歳出データから、資金仕訳変換表を参照しつつ仕訳帳を作成し、これを基に、総勘定元帳及び合計残高試算表を作成します。(財務書類作成要領 第56項・63項参照)
主な作業手順は以下の図9をご参照ください。なお、資金仕訳と非資金仕訳については、当シリーズ第3回をご参照ください。
(出所:財務書類作成要領 図9 歳入歳出データの複式簿記への変換)
(3)一般会計等財務書類の作成
合計残高試算表を編集して、一般会計等財務書類4表または3表を作成します。
財務書類4表…貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書
財務書類3表…貸借対照表、行政コスト及び純資産変動計算書、資金収支計算書
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