Government & Public Servise Digital | インダストリーサービス
データ整備の確立によるデジタル価値向上と業務高度化の実現へ
デジタルテクノロジーによる変革を実現させるためのデータプラットフォームやガバナンス運営の整備/確立
本プロジェクトの概要
新技術を組み入れた新業務や既存業務から生み出されるデータを容易に分析・利活用し、クライアントが目指す業務高度化を実現するために必要となるデータ一元管理基盤、及び、データマネジメント体制の構築などデータガバナンスの運営を実現することを目的としたファーストステップの構想策定支援です。
データ一元管理基盤は、既存の業務で使用しているデータに加え、 IoTセンサデータや三次元点群データを始めとした新規データを一元的に蓄積し、業務の高度化に繋がる利活用を実現するためのものとして構想の策定を行います。また、データガバナンス体制検討は、データ一元管理基盤を全社員が能動的に利用し、継続的に業務の高度化が図られることを企図した仕組み作りを行います。
プロジェクトにかかわるメンバー及びそれぞれの役割について
プロジェクトには10名程度のメンバーが関わり、データ整備・更新ルールの策定、データ一元管理基盤の構想策定、データガバナンス体制検討を担うメンバーがおり、G&PS Digitalのメンバーが案件のリードおよびルール策定、基盤構想策定を担当しました。
さらに、OracleやInformatica、Snowflakeといったアライアンスに関わる方々とも相談を行いながら、それぞれの担当者がクライアントに最適な構成検討や技術選定を行っています。
プロジェクトを成功させる上でのポイントやプロセスについて
データ整備を実現させるために、クライアントから要望を受けた未来志向型的検討を進めると、中長期的な目線になりがちなところですが、短期的なクライアントの組織としての利得も考え、あるべき姿からのバックキャストによるロードマップ策定と課題解決によるフォアキャストによるロードマップ策定を、メンバー全員でプロジェクト中に何度も議論を行い、ロードマップの修正や詳細化により具体的なイメージをどんどん形にしていき、それをベースにクライアントとどの時点で何ができているようになるか、という目線を常に合わせることで、その他の業務プロセスの検討や構想策定に活かして進めていっていることがポイントと考えています。
本案件ならではの難しさややりがい
データ整備を行う際の一般的なアプローチとしては、ある程度特定されたユースケースに対する分析やデータパイプラインの策定を行うことで、確実なデータプラットフォームの準備を行っていきますが、クライアントではデータ分析が業務の中の一部の要員が個々の知見のみに頼り実施しており、また業務の高度化においてもざっくりとしたイメージのみで具体的なユースケースに落ちておらず、データプラットフォームやデータガバナンスの目標が定めづらく、クライアントのイメージするあるべき姿とデロイトが考えるあるべき姿を合わせることが非常に困難でした。
困難な半面、一般的には成功が難しいと言われているアプローチをクライアントの要望に合わせて実施することで、なんとか成功させようというチームメンバー全員の意気込みもあり、チーム内では活発な議論や意見交換を実施できており、クライアントとも細かなタッチポイントを設けることでとてもやりがいを感じて、チームメンバーがプロジェクトに臨んでいます。
本案件における、DTCならでは、または、Divisionならではの取り組み
一般的なアプローチと異なり、成功が難しいと揶揄されがちな内容であっても、DTCのオファリングチームやアライアンスチームとのディスカッションを経て、さらにG&PSのIndustry Divisionとしてのクライアント経験、G&PS Digital Unitとしてのクライアントファーストな姿勢により、クライアントの要望している姿の実現に取り組んでいます。
他のプロジェクト事例をみる
Consumer Business & Transportation
購買前から購買後まで欲しい情報がシームレスに提供される世界を実現するために必要なプラットフォームとは何か
Government & Public Service Digital
デジタルテクノロジーによる変革を実現させるためのデータプラットフォームやガバナンス運営の整備/確立
Government & Public Service Digital
自治体版CRMのプラットフォームを活用した行政サービスの高度化
Government & Public Service Digital
紙、メール、パワーポイント、エクセルによる部門やシステム間の全ての業務におけるアナログ連携を、ワンプラットフォームのワークフローで繋げる真のDXに
Insurance
クライアント企業の成長に不可欠な、新たな収益基盤確立に資する新規事業をEnd to Endで支援
Automotive
グローバルでブランド力を強化するために必要なデジタルプラットフォームは何か
Power Utilities & Renewables
日本のエネルギー企業として世界の再エネ市場のどこをターゲットにしていくべきか
Power Utilities & Renewables
戦略を描くだけで変革は実現しない。描いた戦略を組織や実務まで落とし込み、如何にして変革に導くか
Energy & Chemicals, Mining & Metals
電気自動車や自動運転など自動車の環境が変わる中で金属や樹脂の新素材についての新規事業としてどこに商機があるか、また、それをどうような価値提供で事業化していくか。
Industrial Products & Construction
顧客の潜在ニーズ起点で新たな商品・サービスを開発し短期間で展開するにはどのような仕組みや組織が必要か。
Banking & Capital Market
市場・競合調査から具体的な提携先選定まで含めたフィージビリティスタディ
Banking & Capital Market
フロント、ミドル、バックの幅広い領域に対するビジネス拡大の推進力として
Growth & Innovation
顧客の不満を解消、要望に応えた上で、さらにその先のDXや事業創造を顧客とともに歩むパートナーへの進化を目
Life Sciences & Health Care
欧米主要国において新たに上市される再生医療製品のビジネスモデルを確立する
Public Sector
官公庁と連携しながら気候変動・エネルギーの長期シナリオを予測し、”2050年の企業の経営戦略”を考える
Public Sector
都内自治体、都内中小企業が一体となり、先端技術を活用した地域課題解決型実証事業を推進
Technology, Media & Telecommunications
全社的な顧客中心経営の実現に向け、解決すべき課題と強みを活かした施策とは何か
Technology, Media & Telecommunications
デジタルシフトに対応し、世の中への新たな価値提供を実現するオンラインメディアプラットフォームの構築