ナレッジ

ビジネスDDガイド:コマーシャルデューデリジェンスの実務ポイント

ファイナンシャルアドバイザリー メールマガジン連載記事

M&Aを成功に導くためのコマーシャルデューデリジェンスの実務を解説します。

シリーズ記事一覧

ビジネスDDガイド:コマーシャルデューデリジェンスの実務ポイント

第1回 競合環境分析
~M&A対象企業の競争力の「効果的な」分析方法とは

コマーシャルデューデリジェンスのなかでも重要な競合環境分析をどのように進め、最終的にどのように競争力の分析に繋げるかポイントを解説します。
 

第2回 顧客動向分析
~顧客の主要購買決定要因の特定および対象会社のポテンシャルの評価方法とは

顧客の主要購買決定要因の特定と、対象会社のポテンシャルの評価方法について事例とともに解説します。
 

第3回 市場環境分析
~市場分析の方法および外部調査レポートが存在しない場合のアプローチ方法とは

コマーシャルデューデリジェンスの構成要素である市場環境分析、競合環境分析、顧客動向分析のうち、市場環境分析について解説します。
 

第4回 事業計画分析
~対象会社の事業計画分析時における留意点とは

第1~3回で競合環境分析、顧客動向分析、市場環境分析の進め方について説明したが、本稿ではその分析結果をどのように事業計画分析に活用するのか解説します。
 

第5回 コマーシャルDDのプロジェクト推進上における留意点とは
~準備フェーズ編~

第1~4回でコマーシャルDDの主要な分析項目に関して説明を行いましたが、本稿では実際にコマーシャルDDのプロジェクトを推進するうえでの留意点について解説します。
 

第6回 コマーシャルDDのプロジェクト推進上における留意点とは
~実施フェーズ編~

前回は準備フェーズにおける留意点を解説しましたが、今回は実施フェーズにおいて気を付けるポイントについて解説します。
 

第7回 コマーシャルデューデリジェンスの重要性

コマーシャルデューデリジェンスは市場環境、競合環境、顧客動向、事業計画、シナジーの分析を対象としますが、それらを実施する重要性について解説します。
 

第8回 業界有識者/競合企業/顧客へのインタビューの実施

コマーシャルデューデリジェンスにおけるインタビュー実施の目的を説明するとともに一般的なインタビュー項目リストを紹介します。
 

第9回 シナジー分析の進め方

買収後に買収会社とターゲット会社が事業を行うことで生み出される「相乗効果」について検討を行うシナジー分析。その進め方とポイントを解説します。
 

第10回 フレームワークを用いた分析の落とし穴とは

コマーシャルデューデリジェンスにおいて用いられるフレームワークは一見便利なツールにも思えますが、フレームワーク依存の分析には思考停止に陥る落とし穴が存在します。本稿では、フレームワークを用いる際の留意点について解説します。
 

第11回 クロスボーダー案件の困難性

多くの日本企業がグローバル化の方針を掲げ、海外M&Aを経営戦略に組み込む企業が増えています。海外において人材、生産拠点、流通チャネル、許認可等の経営資源を有していない日本企業にとってM&Aは海外市場開拓の参入手段に挙げられますが、そのクロスボーダー案件には困難な点があります。本稿ではその対応策を解説します。

第12回 コロナ禍特有のM&Aデューデリジェンスの留意点

新型コロナウイルスの感染拡大後、多くの企業が事業面や財務面を含めて様々な影響を被っており、例外なくM&Aにもコロナ禍の影響が及んでいます。通常でもM&Aを実施する際には様々な留意点が存在しますが、コロナ禍特有の状況に応じて、新たな留意点が生じています。本稿では、デューデリジェンスに焦点を当てて解説を行います。
 

第13回 新興マーケットにおけるコマーシャルデューデリジェンス

コマーシャルデューデリジェンスで分析対象とする市場は、既に出来上がっている市場だけでなく、将来的に新しく市場が形成される段階の新興マーケットも対象に含まれます。今回は市場が新興期にあるケースを想定して解説します。
 

第14回 コマーシャルデューデリジェンスの重要性(後編)
~どのように市場の魅力度を判断するのか~

第7回でコマーシャルデューデリジェンスの重要性について解説をさせていただいたが、本稿では「市場の魅力度」を判断するためにコマーシャルデューデリジェンスが重要になる理由を学術的な背景も交えながら解説します。

第15回/最終回 戦略的にデューデリジェンスを行うことの重要性

M&A実施後にどのようにターゲット企業の事業運営を行っていくかは、M&Aを成立させる前に検討しておかなければなりません。そのため、デューデリジェンスで調査すべき項目を決定する必要がありますが、当然、外部環境の影響・リスクの把握、つまりコマーシャルデューデリジェンスは避けて通ることはできないのです。最終回となる本稿では、戦略的にデューデリジェンスを行うことの重要性について解説を行います。

執筆者

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
コーポレートストラテジーサービス
ヴァイスプレジデント 中山 博喜


専門はコマーシャル・デューデリジェンス、ビジネス・デューデリジェンス、企業再編、市場調査、戦略策定。多くのクロスボーダー案件の経験も有する。

監修

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
コーポレートストラテジーサービス統括
パートナー 初瀬 正晃

主にM&A戦略、統合型デューデリジェンス(ビジネスDDを含む)、事業計画策定支援、事業価値評価、交渉支援、PMI支援、Independent Business Review (IBR)、Corporate Business Review (CBR)、Performance Improvement (PI)に従事。大手商社の経営企画部に出向し、国内外の投融資案件を多数支援した経験を有する。

 

(2019.10.9)
※上記の社名・役職・内容等は、掲載日時点のものとなります。

関連サービス

M&A:トップページ
 ・ M&Aアドバイザリー

 

記事、サービスに関するお問合せ

>> 問い合わせはこちら(オンラインフォーム)から

※ 担当者よりメールにて順次回答致しますので、お待ち頂けますようお願い申し上げます。

お役に立ちましたか?