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ファイナンシャルアドバイザリーメールマガジン連載記事

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社のインダストリースペシャリストが、各インダストリーを取り巻く環境や最近の動向について、ホットトピック・法規制・会計基準・インダストリーサーベイ等を織り交ぜながら解説します。

記事一覧

2024.5.16 第192号
第87回 テクノロジーセクター
国内DX環境に関する変遷および将来展望について

執筆:横田 智史/増田 王馬

近年のデジタル関連技術トレンドは、急速なサイクルの開発・発展・衰退反復が業界横断的な規模で散在する状況となっており、国内企業を取り巻く事業環境も技術革新を伴って未曽有の変容段階へ移行しているものと多方面にて議論されています。そこで本稿では国内のDX環境の変遷および将来展望について整理します。

 

2024.4.15 第191号
第86回 航空運輸・ホスピタリティ・サービスセクター
物流業界の2024年問題を踏まえた物流子会社の方向性

執筆:池澤 友一/高山 朋哉/佐々木 俊亮

2024年4月、「自動車運転の業務」に対する働き方改革関連法が施行されました。「2024年問題」と呼称される、ドライバーの年間時間外労働時間の制限によって発生する諸問題に対して、物流各社は近年対応を強化しています。本稿では、「2024年問題」を中心に物流業界を取り巻く厳しい事業環境の中で、特に物流子会社を保有する企業がどのような戦略方向性を選択肢として検討すべきか、近時の事例をもとに考察します。

 

2024.3.21 第190号
第85回 通信・メディア・エンターテインメントセクター
次世代通信インフラ(Beyond 5G(6G))に関する最近トレンド

執筆:友永 亮一/谷口 雅俊/山口 洋平/網屋 英希

次世代通信インフラ(Beyond 5G(6G))の実現に際して、日本がリーディングポジションを構築していくためには官民連携やクロスボーダーでの仲間づくり、M&Aによるミッシングパーツの獲得等が必要になってくるものと思料されます。本稿ではBeyond 5G(6G)に係る近時のトレンドを整理します。

 

2024.2.22 第189号
第84回 銀行・証券セクター
ヨーロッパのB2Cオンライン決済市場トレンドおよび日本市場への示唆

執筆:松原 武範/上床 怜央

政府によるキャッシュレス化推進の動きもあり、日本でも将来的にはより決済手数料が低い決済手段の広がりが想定されます。本稿ではヨーロッパにおけるB2Cのオンライン決済市場の主要なトレンドを考察することにより、日本でA2A決済が広がるストーリーおよび、収益の柱である決済手数料が下がっていく中で決済プレイヤーが今後取るべき戦略について考察します。

 

2024.1.25 第188号
第83回 銀行・証券セクター
東証の「PBR改善要請」を受けた銀行セクターの取り組み状況

執筆:伊藤 真之

東証の「PBR改善要請」を受け、銀行業、とりわけ地方銀行ではPBRが1倍を割り込んでいることから、その改善に向けた取り組みについての開示が迅速になされています。本稿では、主要行のPBRの現状と改善に向けた取り組みについて考察します。

 

2023.12.21 第187号
第82回 プライベートエクイティ(PE)
地方企業におけるPEファンドの活用

執筆:奥野 哲平

地方都市におけるPEファンドを活用したM&Aが活発になっています。本稿では主要なトレンドを考察することにより、今後の地方都市におけるファンドの台頭や活用方法について検証をしていきます。

 

2023.11.16 第186号
第81回 政府・公共サービス
世界を駆け巡るユニコーン誕生に向けたスタートアップ動向

執筆:西村 晋/伊藤 俊祐

日本のスタートアップ(SU)の資金調達額は右肩上がりで増えており、2022年は過去最高となりました。しかし1兆円台には届いておらず、SU先進国である米国との差は依然として大きいままです。ただ、政府は10兆円規模まで拡大する方針を掲げ、シリコンバレーや欧州などへ起業家を派遣するプロジェクトを推進するなど、機運が急速に高まっています。本稿では世界で勝負するSUの輩出に向けた課題などについて探ります。

 

2023.10.19 第185号
第80回 商社セクター
商社における国内事業投資の動向

執筆:西野 友洋/道田 茂貴/三塚 智史/西川 真由/市川 裕真/荒畑 達

昨今の総合商社の業績は資源高などにより堅調であり、また、アメリカの著名投資家であるウォーレン・バフェットが率いる投資会社が総合商社株を買い増す方針を明らかにしていることから、商社は市場の注目を集めています。本稿では、引き続き活況な商社の国内投資を整理し紹介します。

 

2023.9.21 第184号
第79回 スポーツビジネス
企業からの投資と女子サッカーの飛躍

執筆:太田 和彦

FIFA女子ワールドカップオーストラリア/ニュージーランド大会で活躍した日本代表「なでしこジャパン」や、飛躍した欧州チームを題材に、企業からのスポーツ投資の意義を考えます。

 

2023.8.24 第183号
第78回 石油・化学/鉱業・金属セクター
化学企業のイノベーションに向けたベンチャー投資動向

執筆: 成瀬 徳一/ 中山 博喜 /古川 立真 /平田 壮輝 /児玉 秋璃 /永井 裕都/東條 克哉

ベンチャー投資は業界問わず活発に行われていますが、本稿では化学企業のイノベーションに向けたベンチャー投資動向に着目して解説を行います。

 
2023.7.20 第182号
第77回 産業機械・建設セクター
サステナビリティの再定義とそれに対する打ち手・アプローチ

執筆:赤坂 直樹/羽場 俊輔/諸井 美佳

サステナビリティ領域のルールやアジェンダが年々移り変わるなか、情報開示などのルールを後追いする受け身の対応を見直し、主体的にサステナビリティを捉え直して、サステナビリティを企業変革のエンジンにしていくための打ち手とアプローチについて紹介します。

 
2023.6.22 第181号
第76回 自動車セクター
100年に一度の大変革を生き抜く自動車サプライヤーがとるべき対策の今

執筆:渡邊 耕太郎/山西 顕裕/石川 和典/坂野 俊太郎

「100年に一度の大変革」にある自動車業界。今、業界はまさに変革の過渡期に突入している。特に、長年自動車OEMメーカーを支えてきた自動車サプライヤー業界は、今後の経営方針を決定する岐路に直面しています。最新の状況と自動車サプライヤーに今必要な打ち手を提示します。

 

2023.5.25 第180号
第75回 ヘルスケアセクター
日本の超高齢社会に求められる介護予防の新潮流

執筆:田中 克幸/山路 郁馬

健康なうちからフレイルや認知症の予防に取り組むことは我が国が社会保障費の増大を抑えながら持続可能な健康長寿社会を目指す上で今後より一層重要になります。本稿では介護予防の現状の取り組み、克服すべき課題と今後の展望について考察します。

 

2023.4.20 第179号
第74回 テクノロジー・メディア・通信セクター
次世代パワー半導体、世界で進む合従連衡と日本勢の行く末

執筆:高橋 昌広/増田 咲紀/三熊 恒輝

次世代パワー半導体関連のM&Aが、世界で活発になっています。本稿では炭化ケイ素(SiC)パワー半導体関連のM&Aのトレンドを考察することにより、窒化ガリウム(GaN)市場や日本のパワー半導体業界における今後のM&Aの方向性を示唆していきます。

 

2023.3.13 第178号
第73回 エネルギーセクター
発電投資回収の予見性を取り巻く論点

執筆:稲垣 健一

本稿では、発電事業の投資回収の予見性が低下しがちな現状において、特に再エネで投資回収予見性を高めるための取り組みであるコーポレートPPAについて、その活用に向けた課題も含めて概説します。

 

2023.2.13 第177号
第72回 消費財セクター
日本の食を強く、世界へ

執筆:吉田 修平

第2次日本食ブームが日本企業の商機となっています。健康的な食事の代名詞である日本食の根源的価値はそのままに、世界経済における日本の国際的地位の変化に伴って、その付加価値にも変化が生じています。本稿ではいくつかの事例に基づき、企業提携なども含めた日本企業にとっての商機について解説します。

 

2023.1.19 第176号
第71回 石油・化学/鉱業・金属セクター
化学業界におけるビジネスデューデリジェンスのポイント

執筆:中山 博喜/高田 翔平/平田 壮輝

ビジネスデューデリジェンス(BDD)はM&Aにおける重要なプロセスですが、通常はタイトなスケジュールの中で分析を行う必要があり、ポイントを絞りながら進めていくことが肝要となります。本稿では化学業界のM&AにおけるBDDのポイントについて解説します。

 

2022.12.15 第175号
第70回 航空・運輸セクター
物流業界の2024年問題

執筆:池澤 友一/安田 尚史/山崎 隼佑

物流業界における2024年問題とは、働き方改革関連法によって、2024年4月1日以降、「自動車運転の業務」に対し、年間の時間外労働時間の上限が、960時間に制限されることによって発生する諸問題に対する総称です。いくつか改正点がある中でも、「時間外労働の上限規制」がトラック運送業界にとって大きな影響を与えるといわれています。本稿ではトラック運送業界の市場環境および2024年問題による影響について考察します。

 

2022.11.17 第174号
第69回 通信・メディア・エンターテインメントセクター
ゲーム市場のトレンドおよび業界再編

執筆:山口 洋平/二階堂 慎

成長を続ける世界のゲーム市場について、マルチプラットフォーム化の進展、大型M&Aや新規参入によるプレイヤー再編、それらに伴う米国・中国企業の台頭といったトレンドを解説します。

 

2022.10.20 第173号
第68回 保険セクター
20年後の日本と損害保険とデジタル

執筆:米田 博雄/野口 勝司

20年後の日本での火災保険・自動車保険の収入保険料の方向性を概観しつつ、人口構成やテクノロジーの進展についても確認し、デジタル技術を活用した損害保険会社の取り組みについて考察します。

 

2022.7.21 第170号
第67回 銀行セクター
改正銀行法 投資専門会社の活用状況について

執筆:河村 弘毅/田中 盛隆/山本 桂資/小林 秀臣

近年の経済情勢の変化に対応する形で、銀行法の改正が進み、銀行への規制を緩和する流れが続いています。本稿では、2021年の銀行法改正の概要を改めて確認したうえで、「投資専門会社」を経由した出資可能範囲が拡大された点に着目し、改正内容・投資専門会社の活用状況・本改正から予想される今後の展望を述べます。

 

2022.6.16 第169号
第66回 インベストメントマネジメントセクター
投資ファンドの状況

執筆:小川 幸夫

過去10年で投資ファンドの投資金額、件数は確実に伸長。今後も、事業承継やカーブアウト、非上場化、事業再生等の分野で投資ファンドの存在感はますます向上すると目されます。その中での投資ファンドの次の一手を検討していきます。

 
2022.5.19 第168号
第65回 ライフサイエンス・ヘルスケアセクター
オンライン診療の規制動向と普及に向けた要点整理

執筆:赤羽 有爲

新型コロナウイルス感染拡大に伴いオンライン診療の気運が高まってきていますが、未だに普及は限定的となっています。本稿では、規制動向および先進事例を紹介しながら、オンライン診療の普及に向けた課題や方向性について考察します。

 

2022.4.21 第167号
第64回 政府・公共サービス
東南アジアの都市開発における展望

執筆:元岡 亮/板倉 雅也/周 徳琴

東南アジアにおいては、コロナ禍を受け行動変容が起きており、都市開発分野においてもスマート化やDX化が加速しています。その中でも、注目度の高いTOD、MaaS、都市OSに関する近年の動向を中心に解説します。

 

2022.2.17 第165号
第63回 スポーツビジネス
スケートボードの国内定着・発展に向けた展望

執筆:杉山 功明

2021年東京で開催された世界的スポーツの祭典で日本代表選手が大活躍したこともあり、スケートボードに注目が集まっています。日本では何度かブームが繰り返されてきましたが、今後競技として発展、定着していくには何が必要なのか、日米の比較からまとめました。

 

2022.1.20 第164号
第62回 石油・化学/鉱業・金属セクター
脱炭素社会に向けたビジネスモデル再構築の必要性

執筆:村岡 雄一郎/中山 博喜/高田 翔平/平田 壮輝

各国が脱炭素に向けて目標を掲げており、日本も同様に脱炭素に向けた取り組みにコミットしています。世界全体で社会が変化する中、企業も事業変革を迫られており、「ESG経営」、「環境経営」、「脱炭素経営」等の様々な呼び方をされますが、各企業ともに脱炭素に向けて取り組みを強化しています。本稿では脱炭素の流れの中でビジネスモデルの再構築を進める必要性を中心に概説します。

 

2021.12.16 第163号
第61回 建設・不動産セクター
5G時代における建設・不動産業界を取り巻く主要アジェンダ

執筆:松永 秀夫/羽場 俊輔/五十嵐 貴裕/山口 雄大

経済活動のDX化やIoT活用に伴い、携帯電話事業者だけに留まらない5Gインフラ(ローカル5G)の整備が急務となっています。建造物や不動産の価値向上を考える際に、5Gインフラ整備およびそれらの利活用までを見据えた構想のあり方について説明します。

 

2021.11.18 第162号
第60回 ライフサイエンスセクター
調剤薬局の環境変化と患者の意識調査~患者から必要とされる薬局とは~

執筆:伊藤 建之

我が国の調剤薬局の数はコンビニエンスストアより多い6万店近くまで達しており、さらにドラッグストアも2万店を超え、両者の垣根を超えて競争が激化してきています。また、厚生労働省は、“患者のためのかかりつけ薬剤師”としてのあり方を「患者のための薬局ビジョン」に示し、近年の調剤報酬改定はこの薬局ビジョンにあり、“患者のためのかかりつけ薬局”を目指すことが求められています。今回、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社が薬局・ドラッグストアの利用者へのアンケートを実施し、患者が求めている薬局像について調査した結果と合わせてポイントをまとめています。

 

2021.10.21 第161号
第59回 自動車セクター【下編】
自動車部品サプライヤーの窮境要因とパターンおよび企業再生の方向性

執筆:渡邊 耕太郎/山西 顕裕/石川 和典/川内 晃太郎

自動車業界構造不況により窮境状況に陥る自動車部品サプライヤーのパターンについて考察し、それを踏まえた企業再生の方向性について考えます。また、そのような環境の中、グローバルメガサプライヤーはどのような手を打っているか、アライアンス・M&A動向を解説します。

 

2021.9.16 第160号
第58回 自動車セクター【上編】
自動車業界における環境変化とサプライヤーの再編・M&A動向

執筆:渡邊 耕太郎/山西 顕裕/石川 和典/川内 晃太郎

自動車業界における足元のトレンドとしてEV化、半導体不足に着目し、それらの自動車部品サプライヤーへの影響を中心に考察のうえ、再編、アライアンス・M&A動向について俯瞰します。

 

20121.8.18 第159号
第57回 ヘルスケア
第三者の資金を活用した病院の建替え~開発型病院建替投資ストラクチャーの組成

執筆:吉村 和也

我が国の病院は、以前より厳しい事業環境にあり、多くの病院が赤字運営に陥っていました。足下、新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の打撃を受けて、実態としての業況はさらに悪化しており、COVID-19関連の補助金や制度融資により、一時的に経営を維持できている状況にあります。そのような中、建物老朽化や耐震性の問題から、建替えを迫られている病院の経営者は難しい判断を迫られています。本稿では、病院建替えの一手法として注目されている第三者の資金を活用した病院建替え(開発型病院投資ストラクチャー)についてポイントをまとめています。

 

2021.4.15 第155号
第56回 エネルギー
第6次エネルギー基本計画策定に向けての展望

執筆:三木 要/品川 梓

気候サミット(4月)やG7(6月)など、11月のCOP26に向け、脱炭素化に向けた国際的な機運が高まりを見せています。今回は、昨年10月より政府の有識者会議にて見直しが議論されている第6次エネルギー基本計画について、執筆時点(2021年3月)の議論の動向等を踏まえ、今後の展望を見ていきます。

 

2021.2.18 第153号
第55回 コンシューマーインダストリー
紙媒体は消えるのか~デジタル時代におけるカタログ通販業界

執筆:大廻 慶子

昨秋立て続けに発表されたカタログ通販大手をめぐるM&A案件から、デジタルマーケティングとオールドメディアによるマーケティングの両立の難しさと、それでもデジタル時代にカタログ通販に投資する意義について考えます。

 

2020.10.17 第151号
第54回 テクノロジーセクター
北米ウェアハウスオートメーション市場の概況

執筆:廣田 良平/峰 岳広/塩田 澄子

近年のEコマース市場の拡大はコロナ禍でさらに加速し、ロジスティクスの重要性が一層高まっています。本稿では、ロジスティクスの要といえる倉庫や配送センターに関係するオートメーション(ウェアハウスオートメーション)市場およびイノベーションの概況を北米中心に解説します。

 

2020.10.15 第149号
第53回 テクノロジー・メディア・通信セクター
eスポーツ市場における投資動向

執筆:中路 頼光/後藤 向輝

eスポーツ市場におけるM&Aや資本参加などの投資動向について、米国・デロイトが2018年に発表したレポート“The rise of esports investments”の調査結果や最新事例などを交えつつご紹介します。

 

2020.8.18 第147号
第52回 資源・エネルギー・生産財セクター
コロナショックと減損検討

執筆:安廣 史

2020年に入り、世界に新型コロナウイルスの感染が広がると、各国の経済活動が大幅に制限され、世界経済は急速な悪化、原油等の資源価格が急速に下落しました。本稿ではいわゆるコロナショックにより、各社がどのように2020年3月期の減損検討に対応したのかを解説します。

 

2020.6.12 第145号
第51回 保険セクター
近年の我が国保険会社におけるベンチャー出資の傾向

執筆:米田 博雄/井元 将仁/五十嵐 直行/牧山 裕紀

近年、保険会社によるM&Aや資本参加、特にベンチャー企業への出資は活発である。本稿では、2015年から2019年の我が国および海外保険会社のベンチャー企業出資における業種別の分類を通して、その傾向を確認する。

 

2020.4.10 第143号
第50回 物流セクター
物流セクターにおけるイノベーションとその取り込み

執筆:丸 浩平/前原 充裕/矢野 真純

近年注目を浴びるAI、ロボティクス、ドローン等の最新テクノロジーの取り込みは、物流セクターにとっても極めて重要な命題です。これらは単なるコスト削減にとどまらず、提供サービスの高度化による競争力の強化にも直結します。本稿では、本邦物流セクターにおけるテクノロジーとその取り込み状況について、事例を用いて解説します。

 

2020.3.18 第142号
第49回 銀行・証券セクター
フィンテック市場の概観

執筆:德重 匠/船田 慶太/西井 秀太郎

「フィンテック」が日本においても一般的に使われるようになり、今では珍しい言葉ではなくなっています。本稿では、フィンテック領域の資金調達状況やM&A動向を通じて、フィンテック市場の概況とその事例について平易に解説します。

 

2019.12.12 第139号
第48回 インベストメントマネジメント(IM)セクター
PEファンドに求められるバリューアップ機能

執筆:八下田 恭一

日本においてPEファンドの活動が認知されるようになり、PEファンドを活用した事業会社の変革も広く取り組まれるようになってきています。その一方で、昨今のPEファンドを取り巻く環境の変化に伴い、これまで以上に重要性の高まっているPEファンドに求められるバリューアップ機能に関する視点、論点について解説します。 

 

2019.9.19 第136号
第47回 インフラ・公共セクター
西シドニー地区における “エアロトロポリス” とは 
~オーストラリアにおける新空港をとりまく巨大都市開発プロジェクト~

執筆:片桐 亮

オーストラリア ニューサウスウェールズ州 西シドニー地区におけるインフラ・都市開発の動向を整理するとともに、日本企業の事業への参画に向けた視点・論点を示します。

 
2019.8.21 第135号
Industry Eye 第46回 商社セクター
総合商社とスタートアップ投資

執筆:西野 友洋/仁平 洋亮

今後も増加が見込まれる総合商社によるスタートアップ投資の事例や意思決定における課題について解説します。

 

2019.5.16 第132号
Industry Eye 第45回 産業機械業界
製造業のトランスフォーメーション(変革)~パートナーとしてのPEファンド

執筆:富永 能安/松村 賢

本稿では第四次産業革命による変化と製造業に与える影響を概観したうえで、事業ポートフォリオ転換の必要性とPEファンドの活用について考察します。
 

 
2019.3.20 第130号
Industry Eye 第44回 自動車業界
自動車業界における近時のM&A動向

執筆:池澤 友一

自動車業界におけるM&A事例の分析を通して、先行する海外勢の再編の動向と、それに追随する日本勢の動きについて考察します。

 
2019.1.18 第128号
Industry Eye 第43回 石油・化学/鉱業・金属
素材・化学メーカーの事業拡大戦略とM&A

執筆:河野 亘是

近年の素材・化学業界を取り巻く環境を考察したうえで、日系素材・化学メーカーの「事業拡大戦略」と「戦略オプションとしてのM&A」について解説します。

 
2018.12.17 第127号
Industry Eye 第42回 ライフサイエンス業界
IoT&AI時代におけるライフサイエンス領域の知的財産戦略について

執筆:福田 彩

医療機器メーカーなどのライフサイエンス企業におけるIoT・AI関連事業と知財戦略についてご紹介します。

 
2018.10.18 第125号
Industry Eye 第41回 スポーツビジネス「スポーツ x 地方創生」
スポーツビジネスおよび周辺領域におけるベンチャー育成を兼ねた取り組みの事例
執筆:太田 和彦

埼玉県が実施している独自の地方創生施策として、スポーツとベンチャーを切り口とした取り組みについて解説します。

 
2018.09.20 第124号
Industry Eye 第40回 エネルギー業界
電力/ガス業界におけるM&Aの動向と展望

執筆:三木 要/品川 梓/間下 充顕

本稿では、電力/ガス会社のM&Aの現状・動向をみることにより、エネルギー業界における今後のM&Aの方向性を示唆していきます。

 
2018.07.26 第122号
Industry Eye 第39回 消費財/小売・流通
ブランドポートフォリオ再編戦略のためのTo Do

執筆:吉田 修平 他

本稿では、アパレルや食品といった消費財業界におけるブランドポートフォリオ再編のアプローチについて、成功事例を紹介しつつ考察します。

 

2018.06.28 第121号
Industry Eye 第38回 ミドルマーケット
地方都市におけるM&A動向

執筆:大塚 基意知

本稿では、各地域の特に中堅・中小企業におけるのM&Aの現状と課題、その動向について解説します。



2018.05.30 第120号
Industry Eye 第37回 不動産セクター
ホテル投資マーケットの考察と今後の展望

執筆:金本 照道

ホテル投資への取り組み検討という観点を中心に、これまでのホテルマーケットの状況をおさらいするとともに、今後の展望を考察します。

 

2018.04.25 第119号
Industry Eye 第36回 テクノロジー・メディア・テレコミュニケーション
再編が進む半導体産業の今後(後編)

執筆:戸沢 秀行/鍬塚 洋史

前編に続き、半導体産業における大規模なM&Aやそれに伴う業界再編が起こっている背景について、技術的、ビジネス的な観点から分析したうえで、今後の半導体産業の動向や日本の半導体関連業界への影響について考察します。

 
2018.03.29 第118号
Industry Eye 第35回 テクノロジー・メディア・テレコミュニケーション
再編が進む半導体産業の今後(前編)

執筆:戸沢 秀行/鍬塚 洋史

半導体産業における大規模なM&Aやそれに伴う業界再編が起こっている背景について、技術的、ビジネス的な観点から分析したうえで、今後の半導体産業の動向や日本の半導体関連業界への影響について考察します。

 

2018.02.28 第117号
Industry Eye 第34回 金融
保険業界のM&A動向

執筆:河村 弘毅/米田 博雄/井元 将仁

大手損害保険会社、生命保険会社それぞれの経営方針、また海外進出など日系大手保険会社がM&Aをどのように活用しているのかについて考察します。

 

2018.01.29 第116号
Industry Eye 第33回 プライベートエクイティ
企業戦略におけるファンド活用法

執筆:永松 博幸

今回は企業戦略におけるファンドの活用法として、従来型のファンド活用法に加え、企業自身がファンドを運営するというケースについても平易に解説します。

 
2017.12.20 第115号
Industry Eye 第32回 パブリックセクター: 官民連携市場
カナダにおけるPPPマーケットの概況について

執筆:片桐 亮

カナダにおけるPPP(P3)マーケットの変遷やセクター、スキームの特徴、参入プレーヤーや州政府による推進組織等に係る基礎情報より、カナダのP3マーケットにおける概況を整理します。

 
2017.11.29 第114号
Industry Eye 第31回 商社セクター
日本企業における事業ポートフォリオマネジメントに関する課題

執筆:David Webb

日本国内における企業の事業ポートフォリオ管理に関するアンケート調査結果より、その課題と改善の余地について事例を紹介しつつ考察します。

 

2017.9.29 第112号
Industry Eye 第30回 産業機械業界
重工各社のIoT・ビッグデータ・AIへの現状の取り組み

執筆:林田 茂

本稿では、日本の産業機械業界、特に重工メーカーの動向について解説します。

 
2017.8.30 第111号
Industry Eye 第29回 自動車業界
M&Aにみる自動車部品業界の事業構造転換と今後の課題

執筆:池澤 友一

本稿では、自動車部品業界におけるM&A事例の分析を通して、同業界の事業構造転換の動向および今後の課題について考察します。

 
2017.7.27 第110号
Industry Eye 第28回 化学業界
信用格付~資金調達手段が多様化する時代に向けた考察~

執筆:平林 太郎

本稿では、信用力の指標である「格付」を取り上げ、大手化学メーカーの格付推移と関連するM&Aや財務戦略について確認・考察を行います。

 

2017.6.28 第109号
Industry Eye 第27回 ライフサイエンス・ヘルスケア(医薬品業界)
ジェネリック医薬品業界の現状と将来展望

執筆:浦川 慶史

本稿では、国内での医薬品市場におけるシェアが年々高まっているジェネリック医薬品業界について、現状と将来展望について解説します。

 
2017.2.27 第105号
Industry Eye 第26回 資源・エネルギー
M&A動向から読み解く資源・エネルギー業界におけるM&A

執筆:丸 浩平/山崎 敬太

本稿では、活況を呈している日本企業のM&A市場における資源・エネルギー業界のM&Aの動向について解説する。

 
2017.1.27 第104号
Industry Eye 第25回 総合電機
事業ポートフォリオの再構築と売却方法としてのJVの活用

執筆:稲葉 雄治

本稿では、今後も大きな再編が予想される日本の総合電機業界の動向と、取りうる事業売却・撤退の方法について解説する。

 
2016.12.22 第103号
Industry Eye 第24回 コンシューマープロダクツ
“消費者”の変容と企業買収

執筆:吉田 修平

本稿では、近年の国内消費者ニーズの変容の背景から、コンシューマービジネスの今後の方向性について企業買収事例を紹介しつつ取り上げます。

 

2016.11.30 第102号
Industry Eye 第23回 スポーツビジネス:
スポーツビジネスの幕開け
執筆:木下 喬任

国が掲げるスポーツ産業化の方針の要点を整理すると共に、スポーツビジネスマーケットが秘めるビジネスポテンシャルにつき、解説します。

 
2016.09.30 第100号
Industry Eye 第22回 テクノロジー・メディア・通信:
TMT企業によるスポーツビジネス分野でのM&A 

今回は、テクノロジー、メディア、通信業界各社がなぜ最近スポーツビジネスに注目しつつあるのかを分析し、さらにスポーツビジネス参入に際して行われるM&Aのパターンについても整理します。

 

2016.08.31 第99号
Industry Eye 第21回 ミドルマーケット:
中小企業における成長の糸口

執筆:佐藤 公則

日本の中小企業を取り巻く事業環境は厳しさを増すなか、今後の成長の鍵として考えられる「現場の実行力」について、プロジェクト事例を交えて考察します。

 
2016.07.28 第98号
Industry Eye 第20回 金融:
技術革新時代における新たな金融への取組み

執筆:松浦 健彦/藤田 達郎/福光 典子

FinTechを初めとして「金融技術の革新による期待感」が醸成されつつある金融サービスについて、世界的な動向と比べて、日本の市場の現状と可能性について解説します。

 
2016.6.29 第97号
Industry Eye 第19回 プライベートエクイティ:
会社の「消滅」を避けるために~事業承継におけるPEファンドの活用

執筆:永松 博幸

事業承継において有効な打開策となりうるPEファンドの活用について解説します。

 
2016.5.30 第96号
Industry Eye 第18回 商社セクター:
事業計画と割引率から考える減損リスク

執筆:清川 亮

企業価値最大化のための一つの考え方として、減損に陥るリスクを低減するために投資時点で検討すべき点について、会計上の減損テストの観点から考察します。

 
2016.4.28 第95号
Industry Eye 第17回 マニュファクチャリング(自動車セクター):
自動運転技術の開発に関する自動車産業の現状と今後の動向

執筆:平林 太郎

完全自動運転の実現に向け、技術開発が急務である自動運転技術開発の現状と今後の動向について考察します。

 

2016.3.28 第94号
Industry Eye 第16回 マニュファクチャリング(化学セクター)
大手化学企業のROEについて

執筆:佐々木 智浩

日本の大手化学企業のROE情報を整理し、主要な論点について考察する。

 
2015.12.25 第91号掲載
Industry Eye 第15回 ライフサイエンス・ヘルスケア
バイオテクノロジー業界~日米バイオベンチャーの現状と課題、そして将来性~

執筆:浦川 慶史

近年、日本でも大きな期待が寄せられている再生医療、バイオ医薬品の開発を担うバイオテクノロジー産業。今回は、日米のベンチャーエコシステムの現状と課題、将来性を、バイオベンチャーのM&A動向と併せて解説します。

 

2015.08.31 第87号掲載
Industry Eye 第14回 資源・エネルギー(電力市場)
電力自由化に係るビジネスの方向

執筆:亀田 尚史

2016年4月には電力の全面自由化が本番を迎えます。価格とその資源配分を規制によって決める仕組みから、市場が決める方向へと舵が切られます。収益機会と捉えてさまざまな企業が電力市場への参入を目論んでいる現状を解説します。

 

2015.07.30 第86号掲載
Industry Eye 第13回 コンシューマービジネス(消費市場)
日本国内消費市場のXデー ~少子高齢化がもたらす市場縮小に関する推察~
執筆:吉田 修平

少子高齢化が国内消費市場に与える影響を食品市場に焦点を絞って分析し、今後の国内食品企業の業績を試算。国内消費市場の縮小に対するM&Aを含めた対応策を事例を踏まえ解説します。

 

2015.06.24 第85号掲載
Industry Eye 第12回 テレコム(通信)業界
香港の情報通信業界にみる今後の日本の通信業界への示唆

執筆:小室 英雄

今後の日本の情報通信産業の課題と市場動向の変化を予想する上で、香港の情報通信産業の現状と動向について分析しています。
 

2015.05.27 第84号掲載
Industry Eye 第11回 メディア(後編)
M&Aが切り拓く日本のメディア企業の未来
執筆:川上 裕義

前回(第10回)に続き、インターネットの発達により今もなお大きく変化し続けているメディア業界について、国内外の事例や、業界のM&A動向を踏まえ、メディア企業の抱える課題とその解決策としてのM&A戦略について分析しています。
 

2015.04.28 第83号掲載
Industry Eye 第10回 メディア(前編)
M&Aが切り拓く日本のメディア企業の未来

執筆:川上 裕義

インターネットの発達により今もなお大きく変化し続けているメディア業界について、国内外の事例や、業界のM&A動向を踏まえ、メディア企業の抱える課題とその解決策としてのM&A戦略について分析しています。

 

2015.03.27 第82号掲載
Industry Eye 第9回 テクノロジー
日本のIT企業の動向

執筆:宮田 真詩

IT業界、特にシステム開発業界の動向と構造について解説したうえで、事業拡大へ向けた今後の方向性をM&A動向も含めて解説します。

 

2015.02.26 第81号掲載
Industry Eye 第8回:ミドルマーケット
地方創生の推進と中堅企業によるM&A

執筆:上田 眞

『地方創生』の推進と、中堅企業のM&Aについて解説します。

 

2014.12.22 第79号掲載
Industry Eye 第7回:金融 (後編)
産業の血流である金融における潮流の変化
著者:松浦 健彦

前回に続き2回連載で銀行や保険を中心としたM&Aの現況を平易に解説します。

 

2014.11.28 第78号掲載
Industry Eye 第6回:金融 (前編)
産業の血流である金融における潮流の変化
著者:松浦 健彦

金融業界の最近の潮流について2回に分けて解説をします。

 

2014.10.30 第77号掲載
Industry Eye 第5回:プライベート・エクイティ・ファンド 
近年におけるわが国PEファンドの動向
執筆:永松 博幸

プライベート エクイティ(PE)ファンドとは何かという点から、最近のわが国におけるPEファンドの活動を中心にその近年における現況を平易に解説します。

 

2014.09.29 第76号掲載
Industry Eye 第4回:商社 
インフラ投資の重要性が拡大する総合商社
執筆:小杉 徹

世界のインフラ市場の現在の市場環境、およびその中での総合商社の現状の取り組みと今後の課題について解説します。

 
2014.08.27 第75号掲載
Industry Eye 第3回:マニュファクチャリング(自動車セクター) 
自動車業界の最新動向~業界を取り巻くリスク
執筆:松本 浩明

自動車業界各社の動向と最新のトピック(米国民事訴訟やカルテル摘発など)について解説します。

 

2014.07.31 第74号掲載
Industry Eye 第2回:マニュファクチャリング(化学セクター)
DTFA化学セクターサーベイ2014からのインサイト

執筆:松本 鉄矢

化学セクターの動向についてサーベイ結果の一部をご紹介しながら、著者のインサイトを解説します。

 

2014.06.25 第73号掲載
Industry Eye 第1回:ライフサイエンスヘルスケア
米国ヘルスケア業界の動向
執筆:伊東 真史

ヘルスケア業界へ注力する企業が増加するなか、主要な市場である米国におけるヘルスケア業界の現況について解説します。

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